逐年受診者進行胃癌症例の検討

沖縄県総合保健協会が実施している間接X線写真による地域胃癌検診でのこれまでの癌発見率は0.1%以下であり他府県に比して少ない。また当協会における発見胃癌のうち進行癌症例の比率は約50%である。また進行癌症例の受診歴をみると約50%が逐年受診者である。癌発見率の向上と,進行癌症例の減少をはかる目的で偽陰性症例の間接X線写真について遡及的検討を行った。見落し症例が22%,読影側にも撮影側にも問題がある症例は22%,前年度X線写真に異常を指摘できない症例が50%,急速に発達したと思われる症例は6%であった。...

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Published inJournal of Gastroenterological Mass Survey Vol. 35; no. 4; pp. 508 - 513
Main Authors 安座間, 聰, 新村, 政昇, 金城, 福則, 我喜, 屋出, 仲宗根, 啓樹, 前原, 信人, 外間, 昭, 幸地, 昭彦, 金城, 渚, 平敷, 健, 池宮, 喜春, 諸喜田, 林, 大城, 淳一, 佐久川, 廣, 比嘉, 昌文, 宇高, 真智子, 斎藤, 厚, 座覇, 修
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器がん検診学会 1997
The Japanese Society of Gastroenterological Cancer Screening
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ISSN0287-6132
2186-7313
DOI10.11404/jsgcs1982.35.4_508

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Summary:沖縄県総合保健協会が実施している間接X線写真による地域胃癌検診でのこれまでの癌発見率は0.1%以下であり他府県に比して少ない。また当協会における発見胃癌のうち進行癌症例の比率は約50%である。また進行癌症例の受診歴をみると約50%が逐年受診者である。癌発見率の向上と,進行癌症例の減少をはかる目的で偽陰性症例の間接X線写真について遡及的検討を行った。見落し症例が22%,読影側にも撮影側にも問題がある症例は22%,前年度X線写真に異常を指摘できない症例が50%,急速に発達したと思われる症例は6%であった。
ISSN:0287-6132
2186-7313
DOI:10.11404/jsgcs1982.35.4_508