性能設計体系への移行における課題と展望

本論文は, 仕様規定型設計体系から性能規定型設計体系への移行にあたって, その国際的な背景や先に性能設計を導入した建築分野における課題等を概括するとともに, 土木構造物の技術基準の策定及びその運用について検討すべき事項, すなわち, コードライターのためのコードである包括設計コードの必要性, 技術基準の階層性及び設計結果の適合性評価のあり方, 新技術の活用を促進するための信頼性設計法の活用, そしてISO等の国際規格づくりへの積極的関与の必要性等について, 著者の基本的考え方を述べている....

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Bibliographic Details
Published in土木学会論文集 Vol. 2005; no. 791; pp. 791_1 - 791_9
Main Author 山本, 修司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 土木学会 2005
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ISSN0289-7806
1882-7187
DOI10.2208/jscej.2005.791_1

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Summary:本論文は, 仕様規定型設計体系から性能規定型設計体系への移行にあたって, その国際的な背景や先に性能設計を導入した建築分野における課題等を概括するとともに, 土木構造物の技術基準の策定及びその運用について検討すべき事項, すなわち, コードライターのためのコードである包括設計コードの必要性, 技術基準の階層性及び設計結果の適合性評価のあり方, 新技術の活用を促進するための信頼性設計法の活用, そしてISO等の国際規格づくりへの積極的関与の必要性等について, 著者の基本的考え方を述べている.
ISSN:0289-7806
1882-7187
DOI:10.2208/jscej.2005.791_1