オーステナイト耐熱鋼の変形および破壊挙動におよぼす析出形態の影響
本研究ではパーライト状の粒界反応ノジュールを含む21-4N排気弁用鋼の常温および高温の引張特性を調べ,その変形挙動と破壊機構について考察した.室温では粒界反応によって材料の延性は著しく低下するが,高温では逆に延性は高くなる.また,粒界反応は引張強さおよび0.2%耐力を低下させる.さらに複合材料モデルを用いて粒界反応ノジュールを含む材料の加工硬化挙動ならびに破壊機構を理論的に検討した....
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Published in | 日本機械学会論文集 A編 Vol. 45; no. 400; pp. 1451 - 1460 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本機械学会
1979
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ISSN | 0387-5008 1884-8338 |
DOI | 10.1299/kikaia.45.1451 |
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Summary: | 本研究ではパーライト状の粒界反応ノジュールを含む21-4N排気弁用鋼の常温および高温の引張特性を調べ,その変形挙動と破壊機構について考察した.室温では粒界反応によって材料の延性は著しく低下するが,高温では逆に延性は高くなる.また,粒界反応は引張強さおよび0.2%耐力を低下させる.さらに複合材料モデルを用いて粒界反応ノジュールを含む材料の加工硬化挙動ならびに破壊機構を理論的に検討した. |
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ISSN: | 0387-5008 1884-8338 |
DOI: | 10.1299/kikaia.45.1451 |