犬猫の前十字靱帯断裂症の関節外固定による治療例

犬および猫の前十字靱帯断裂症に対して, フィッシング用200号ナイロン糸とスリーブを用いてOlmsteadの方法による関節外固定法を実施した.犬の2例では術後2日までに患肢を負重し始め, 1ヵ月以内に破行はほぼ消失し, 猫の1例では術後5日に患肢の破行はほとんど消失した.作製した輪の伸張率はスリーブを用いた方が用手によるより有意に低かったが, 最大引っ張り強度は両者間に差はなかった....

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Published in日本獣医師会雑誌 Vol. 51; no. 3; pp. 153 - 156
Main Authors 山田, 武喜, 南, 三郎, 秋山, 正士, 松橋, 晧, 石井, 宏志, 岡本, 芳晴
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本獣医師会 20.03.1998
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ISSN0446-6454
2186-0211
DOI10.12935/jvma1951.51.153

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Summary:犬および猫の前十字靱帯断裂症に対して, フィッシング用200号ナイロン糸とスリーブを用いてOlmsteadの方法による関節外固定法を実施した.犬の2例では術後2日までに患肢を負重し始め, 1ヵ月以内に破行はほぼ消失し, 猫の1例では術後5日に患肢の破行はほとんど消失した.作製した輪の伸張率はスリーブを用いた方が用手によるより有意に低かったが, 最大引っ張り強度は両者間に差はなかった.
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.51.153