Persistent genital arousal disorder に当帰四逆加呉茱萸生姜湯が有効であった2例
Persistent genital arousal disorder(PGAD)は,性的刺激に陰部に強い異常感覚や苦痛が出現する病態である。今回我々は,PGAD に当帰四逆加呉茱萸生姜湯が有効であった二例を経験した。PGAD の原因として神経や血管の機能不全が関与していると考えられているため,骨盤腔内臓器の虚血を改善する当帰四逆加呉茱萸生姜湯は良い適応と考えられた。特に鼠径部の圧痛を認める場合に当帰四逆加呉茱萸生姜湯を考慮すべきであると思われた。...
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| Published in | 日本東洋医学雑誌 Vol. 74; no. 4; pp. 338 - 341 |
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| Main Authors | , , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本東洋医学会
2023
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0287-4857 1882-756X |
| DOI | 10.3937/kampomed.74.338 |
Cover
| Summary: | Persistent genital arousal disorder(PGAD)は,性的刺激に陰部に強い異常感覚や苦痛が出現する病態である。今回我々は,PGAD に当帰四逆加呉茱萸生姜湯が有効であった二例を経験した。PGAD の原因として神経や血管の機能不全が関与していると考えられているため,骨盤腔内臓器の虚血を改善する当帰四逆加呉茱萸生姜湯は良い適応と考えられた。特に鼠径部の圧痛を認める場合に当帰四逆加呉茱萸生姜湯を考慮すべきであると思われた。 |
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| ISSN: | 0287-4857 1882-756X |
| DOI: | 10.3937/kampomed.74.338 |