持続可能性の探求における農村の地域づくりへのアクション・リサーチ
地域づくりにおいて、「ヒト(地域内外の人財)」「モノ(地域の産物・資源)」「コト(文化、産業)」が、経済活動の持続・発展に重要な要因であるとして数多くの研究が行われてきた。しかしながら、それらの研究は、人口増加に伴う経済成長期に焦点が置かれ、近年の農村地域における、人口減少・少子化・高齢化を考慮した研究が欠落している。また、一部の地方都市における地域づくりを成功事例として取り上げる一方、独自の資源・課題を可視化することなく、その事例を模倣した持続性のない地域づくりが行われている。そこで本研究は、人口減少・少子化・高齢化において、持続的な地域づくりに取り組む農村地域を、アクション・リサーチを用い...
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          | Published in | 日本創造学会論文誌 Vol. 23; pp. 111 - 128 | 
|---|---|
| Main Authors | , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            日本創造学会
    
        2020
     | 
| Subjects | |
| Online Access | Get full text | 
| ISSN | 1349-2454 2433-4588  | 
| DOI | 10.24578/japancreativity.23.0_111 | 
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| Summary: | 地域づくりにおいて、「ヒト(地域内外の人財)」「モノ(地域の産物・資源)」「コト(文化、産業)」が、経済活動の持続・発展に重要な要因であるとして数多くの研究が行われてきた。しかしながら、それらの研究は、人口増加に伴う経済成長期に焦点が置かれ、近年の農村地域における、人口減少・少子化・高齢化を考慮した研究が欠落している。また、一部の地方都市における地域づくりを成功事例として取り上げる一方、独自の資源・課題を可視化することなく、その事例を模倣した持続性のない地域づくりが行われている。そこで本研究は、人口減少・少子化・高齢化において、持続的な地域づくりに取り組む農村地域を、アクション・リサーチを用いて、特に不足する「地域内外の人財」との関係性への補足を試みた。その結果、農村での地域づくりは、地域内外の人財との知識・経験を合わせた「ダブル・ループ学習2.0」により、持続可能な仕組みを構築していた。 | 
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| ISSN: | 1349-2454 2433-4588  | 
| DOI: | 10.24578/japancreativity.23.0_111 |