Cross Reacting Material 陽性先天性第VII因子異常症の1例
先天性第VII因子欠乏症はAlexanderらの報告以来1), 世界で約100例, 本邦で20数例を認めるにすぎない希な出血性疾患である. そしてGood-nightらが抗ヒトVII因子家兎血清を用いた中和抗体法による第VII因子抗原を検索して以来2), 先天性第VII因子欠乏症はcross reacting material(抗原性)陰性(CRM^- )の第VII因子欠乏症と第VII因子低下症, またCRM陽性の第VII因子異常症3)に分けられた. そのうち我々は非常に希なCRM陽性である第VII因子異常症を経験したので若干の文献的考察を加え報告する....
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| Published in | 日本輸血学会雑誌 Vol. 38; no. 3; pp. 463 - 466 |
|---|---|
| Main Authors | , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会
1992
日本輸血学会 |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0546-1448 1883-8383 |
| DOI | 10.3925/jjtc1958.38.463 |
Cover
| Summary: | 先天性第VII因子欠乏症はAlexanderらの報告以来1), 世界で約100例, 本邦で20数例を認めるにすぎない希な出血性疾患である. そしてGood-nightらが抗ヒトVII因子家兎血清を用いた中和抗体法による第VII因子抗原を検索して以来2), 先天性第VII因子欠乏症はcross reacting material(抗原性)陰性(CRM^- )の第VII因子欠乏症と第VII因子低下症, またCRM陽性の第VII因子異常症3)に分けられた. そのうち我々は非常に希なCRM陽性である第VII因子異常症を経験したので若干の文献的考察を加え報告する. |
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| ISSN: | 0546-1448 1883-8383 |
| DOI: | 10.3925/jjtc1958.38.463 |