当院におけるeラーニングシステムの運用報告

近年,病院の職員研修にeラーニングシステムが活用されるようになった.当院においても,職員教育・研修支援を目的としてeラーニングシステムを開始したので報告する.埼玉医科大学で導入したKnowledgeDeliver(株式会社デジタル・ナレッジ)を利用した.サーバは本学内ネットワークに設置され,インターネットからのアクセスが可能である.サーバ設置・管理は情報システム部が担当している.職員研修委員会の下部組織としてeラーニング部門を設置し,コンテンツを作成,検討し,当院運営会議の承認を得て公開している.日常使用しているソフトウェアを用いて教材,テスト問題を作成でき,システムへのアップロードも簡便であ...

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Published inJapan Journal of Medical Informatics Vol. 36; no. 3; pp. 135 - 144
Main Authors 鈴木, 康文, 吉田, 幸生, 紫藤, 秀文, 椎橋, 実智男, 名越, 澄子, 岸野, 亨
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本医療情報学会 2016
Japan Association for Medical Informatics
Subjects
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ISSN0289-8055
2188-8469
DOI10.14948/jami.36.135

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Summary:近年,病院の職員研修にeラーニングシステムが活用されるようになった.当院においても,職員教育・研修支援を目的としてeラーニングシステムを開始したので報告する.埼玉医科大学で導入したKnowledgeDeliver(株式会社デジタル・ナレッジ)を利用した.サーバは本学内ネットワークに設置され,インターネットからのアクセスが可能である.サーバ設置・管理は情報システム部が担当している.職員研修委員会の下部組織としてeラーニング部門を設置し,コンテンツを作成,検討し,当院運営会議の承認を得て公開している.日常使用しているソフトウェアを用いて教材,テスト問題を作成でき,システムへのアップロードも簡便であり,コンテンツの作成,設置に大きな問題はなかった.しかし,スマートフォンでの閲覧に配慮,工夫したため教材作成に手間取った.8コンテンツが実施されたが,医師の修了者割合が低く,特に医師に対する受講促進の方策が必要と考えられた.今後は教材コンテンツの充実を図り,楽しみながら研修できるシステムとすることを目標としている.
ISSN:0289-8055
2188-8469
DOI:10.14948/jami.36.135