脳卒中片麻痺患者に対する下肢装具の作製、使用の取り組み―院内、地域、全国連携を目指して

脳卒中片麻痺患者において下肢装具は入院中から退院後までなくてはならないものである。しかし各時期において適切な使用ができているかというと疑問が残る。そこで当院では、装具回診、装具外来、装具手帳を実施し、良好な成果を得た。この取り組みを地域で行う福岡装具連携の会を発足し、地域での問題解決に取り組んでいる。この地域での連携を行う際に、多くの悩みがあった。それを事前に知ることができれば、より多くの地域での装具連携が実施でき、適切な装具の使用につながると考え第1回全国装具連携の会合同大会を実施した。多くの方に参加いただき今後も継続して実施していく必要性が考えられた。...

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Published inPOアカデミージャーナル Vol. 29; no. 2; pp. 73 - 77
Main Author 遠藤, 正英
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本義肢装具士協会 2021
The Japanese Academy of Prosthetists and Orthotists
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ISSN0919-8776
2434-4060
DOI10.32193/jjapo.29.2_73

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Summary:脳卒中片麻痺患者において下肢装具は入院中から退院後までなくてはならないものである。しかし各時期において適切な使用ができているかというと疑問が残る。そこで当院では、装具回診、装具外来、装具手帳を実施し、良好な成果を得た。この取り組みを地域で行う福岡装具連携の会を発足し、地域での問題解決に取り組んでいる。この地域での連携を行う際に、多くの悩みがあった。それを事前に知ることができれば、より多くの地域での装具連携が実施でき、適切な装具の使用につながると考え第1回全国装具連携の会合同大会を実施した。多くの方に参加いただき今後も継続して実施していく必要性が考えられた。
ISSN:0919-8776
2434-4060
DOI:10.32193/jjapo.29.2_73