装具難民を減らすため、増やさないための取り組み―病院主催の点検・相談会とQRコードを利用した情報管理の紹介と今後の展望

現在、脳卒中リハビリテーションにおいて、装具療法は重要な治療戦略の一つとなっている。その一方で、急性期から回復期への連携や生活期における装具のフォローアップなど、各時期の問題点に対する課題が多いことも事実である。特に地域在住の装具使用者の中には様々な理由で装具のフォローアップがなされていない、いわゆる「装具難民」と呼ばれる状態に陥っていることが多く、問題視されている。そこで本稿では、装具難民を減らすために当院が主催している装具点検・相談会と、装具難民を増やさないためのQRコードを使用した情報管理の取り組みを今後の展望を踏まえて報告する。...

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Bibliographic Details
Published inPOアカデミージャーナル Vol. 29; no. 2; pp. 91 - 97
Main Author 泉沢, 祐樹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本義肢装具士協会 2021
The Japanese Academy of Prosthetists and Orthotists
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ISSN0919-8776
2434-4060
DOI10.32193/jjapo.29.2_91

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Summary:現在、脳卒中リハビリテーションにおいて、装具療法は重要な治療戦略の一つとなっている。その一方で、急性期から回復期への連携や生活期における装具のフォローアップなど、各時期の問題点に対する課題が多いことも事実である。特に地域在住の装具使用者の中には様々な理由で装具のフォローアップがなされていない、いわゆる「装具難民」と呼ばれる状態に陥っていることが多く、問題視されている。そこで本稿では、装具難民を減らすために当院が主催している装具点検・相談会と、装具難民を増やさないためのQRコードを使用した情報管理の取り組みを今後の展望を踏まえて報告する。
ISSN:0919-8776
2434-4060
DOI:10.32193/jjapo.29.2_91