容量結合型電極により計測された心電図からの高次モーメントによる特徴抽出と個人識別の検討

近年、日本人の死因第二位を心疾患が占めており心電図の日常的計測が早期発見、治療に有効とされている。その為、心電図の日常的計測が必要である。そこで、健康管理に向けた無意識計測のため、すでに、心電図が計測可能であると報告されている非接触型電極を椅子に配置して計測することにした。しかし、椅子に誰が座っているか特定できないため、本報告では非接触型電極で計測した心電図を用いて個人識別を行い、評価をした。本報告では、非接触型電極を作成し椅子に配置し、心電図を計測したのちに、心電図のR波部分を切り出を行う。その後、フィルタリング処理により個人の特徴を持つと報告されている高周波心電図抽出を行い、その波形から心...

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Published inTransactions of Japanese Society for Medical and Biological Engineering Vol. Annual57; no. Abstract; p. S150_2
Main Authors 京相, 雅樹, 加藤, 諒, 峯村, 康平, 山本, 新
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本生体医工学会 2019
Japanese Society for Medical and Biological Engineering
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ISSN1347-443X
1881-4379
DOI10.11239/jsmbe.Annual57.S150_2

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Summary:近年、日本人の死因第二位を心疾患が占めており心電図の日常的計測が早期発見、治療に有効とされている。その為、心電図の日常的計測が必要である。そこで、健康管理に向けた無意識計測のため、すでに、心電図が計測可能であると報告されている非接触型電極を椅子に配置して計測することにした。しかし、椅子に誰が座っているか特定できないため、本報告では非接触型電極で計測した心電図を用いて個人識別を行い、評価をした。本報告では、非接触型電極を作成し椅子に配置し、心電図を計測したのちに、心電図のR波部分を切り出を行う。その後、フィルタリング処理により個人の特徴を持つと報告されている高周波心電図抽出を行い、その波形から心拍一拍当たり平均、歪度、尖度などを含む高次モーメントを求め三層のニューラルネットワークにより分類した。その結果、被験者5人の時点で識別精度80%以上を達成した。
ISSN:1347-443X
1881-4379
DOI:10.11239/jsmbe.Annual57.S150_2