病院看護師におけるワーク・ファミリー・コンフリクトおよび看護実践環境とプレゼンティーズムとの関連

病院看護師1,418名を対象に,Stanford Presenteeism Scale(SPS)とWork Functioning Impairment Scale(WFun)を用いて,健康問題により労働能力が低下している状態であるプレゼンティーズムを測定し,ワーク・ファミリー・コンフリクトと看護実践環境との関連について検討した。その結果,病院看護師のプレゼンティーズム対策としては,仕事と家庭の両立が図れるような制度の充実と活用できる職場環境づくりや,人員の適正配置や業務の分担,効率化を図ること,看護管理者からの支援的な対応や看護師の働きを認める姿勢が必要であると示唆された。...

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Published in労働科学 Vol. 99; no. 2; pp. 40 - 52
Main Authors 小野, 郁美, 山海, 知子, 三木, 明子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人大原記念労働科学研究所 2023
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ISSN0022-443X
2187-2570
DOI10.11355/isljsl.99.40

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Summary:病院看護師1,418名を対象に,Stanford Presenteeism Scale(SPS)とWork Functioning Impairment Scale(WFun)を用いて,健康問題により労働能力が低下している状態であるプレゼンティーズムを測定し,ワーク・ファミリー・コンフリクトと看護実践環境との関連について検討した。その結果,病院看護師のプレゼンティーズム対策としては,仕事と家庭の両立が図れるような制度の充実と活用できる職場環境づくりや,人員の適正配置や業務の分担,効率化を図ること,看護管理者からの支援的な対応や看護師の働きを認める姿勢が必要であると示唆された。
ISSN:0022-443X
2187-2570
DOI:10.11355/isljsl.99.40