日本小児神経外科学会の脊髄髄膜瘤治療ガイドライン作成に向けて
日本小児神経外科学会学術研究委員会では 「脊髄髄膜瘤 (myelomeningocele : MMC) ガイドライン作成小委員会」 を設け作成に取りかかっている. 米国で2019年にMMC治療ガイドラインが上梓されたが, 5項目中3項目は出生前修復と出生後修復の比較を述べたものだった. 本邦では胎児手術は一般的ではないため, 今回の 「脊髄髄膜瘤治療ガイドライン」 は出生後の治療に関するclinical question (CQ) が中心となる. 日本小児神経外科学会学術委員会では, まず端緒としてMMC修復と合併する水頭症やChiari奇形Ⅱ型の手術時期・手術方法についてCQを設定し, 推奨...
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Published in | 脳神経外科ジャーナル Vol. 31; no. 4; pp. 212 - 217 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人日本脳神経外科コングレス
2022
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0917-950X 2187-3100 |
DOI | 10.7887/jcns.31.212 |
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Summary: | 日本小児神経外科学会学術研究委員会では 「脊髄髄膜瘤 (myelomeningocele : MMC) ガイドライン作成小委員会」 を設け作成に取りかかっている. 米国で2019年にMMC治療ガイドラインが上梓されたが, 5項目中3項目は出生前修復と出生後修復の比較を述べたものだった. 本邦では胎児手術は一般的ではないため, 今回の 「脊髄髄膜瘤治療ガイドライン」 は出生後の治療に関するclinical question (CQ) が中心となる. 日本小児神経外科学会学術委員会では, まず端緒としてMMC修復と合併する水頭症やChiari奇形Ⅱ型の手術時期・手術方法についてCQを設定し, 推奨を作成することを計画している. |
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ISSN: | 0917-950X 2187-3100 |
DOI: | 10.7887/jcns.31.212 |