大動脈弁狭窄症のカテーテル治療(TAVI) と手術治療のそれぞれの特徴と適応について
大動脈弁狭窄症(aortic valve stenosis: AS) は,人口の高齢化に伴い増加している.近年まで外科的大動脈弁置換術(surgical aortic valve replacement: SAVR) が適応にならなかったハイリスクな症例に対して,経カテーテル的大動脈弁置換術(trans catheter aortic valve replacement: TAVR,またはtrans catheter aortic valve implantation: TAVI) が行われるようになり,AS の治療範囲が拡大している.そのため,TAVI の症例は急激に増加しているが,現時点で...
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| Published in | 日大医学雑誌 Vol. 76; no. 3; pp. 131 - 134 |
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| Main Authors | , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
日本大学医学会
01.06.2017
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0029-0424 1884-0779 |
| DOI | 10.4264/numa.76.3_131 |
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| Summary: | 大動脈弁狭窄症(aortic valve stenosis: AS) は,人口の高齢化に伴い増加している.近年まで外科的大動脈弁置換術(surgical aortic valve replacement: SAVR) が適応にならなかったハイリスクな症例に対して,経カテーテル的大動脈弁置換術(trans catheter aortic valve replacement: TAVR,またはtrans catheter aortic valve implantation: TAVI) が行われるようになり,AS の治療範囲が拡大している.そのため,TAVI の症例は急激に増加しているが,現時点では,SAVR の数はそれほど減少していない.今後,SAVR はMICS (minimum invasive cardiac surgery) などの技術が,TAVI に関しては,より若年患者のために進化していくと予想される. |
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| ISSN: | 0029-0424 1884-0779 |
| DOI: | 10.4264/numa.76.3_131 |