日本で学ぶ視覚障害留学生の日常生活における困難について

視覚障害留学生が日常生活を送る上で感じる困難を明らかにすることを目的とし、視覚障害留学生10名及び晴眼留学生10名に日常生活を送る上で感じている困難について半構造化面接を行った。視覚障害留学生から155件、晴眼留学生から58件の困難が抽出された。留学生の困難は6 件の大カテゴリ、14件の小カテゴリに整理できた。 視覚障害及び晴眼留学生の困難については「空間」で有意な差がみられた。視覚障害留学生の困難は「宗教的関係」、「机」、「商品」、「ハラール商品」、「ATM」、「福祉サービス」に関する6 件の困難に整理できた。...

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Published in障害科学研究 Vol. 46; no. 1; pp. 127 - 135
Main Authors 小林, 秀之, Nozima, Yuldasheva
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 障害科学学会 31.03.2022
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ISSN1881-5812
2432-0714
DOI10.20847/adsj.46.1_127

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Summary:視覚障害留学生が日常生活を送る上で感じる困難を明らかにすることを目的とし、視覚障害留学生10名及び晴眼留学生10名に日常生活を送る上で感じている困難について半構造化面接を行った。視覚障害留学生から155件、晴眼留学生から58件の困難が抽出された。留学生の困難は6 件の大カテゴリ、14件の小カテゴリに整理できた。 視覚障害及び晴眼留学生の困難については「空間」で有意な差がみられた。視覚障害留学生の困難は「宗教的関係」、「机」、「商品」、「ハラール商品」、「ATM」、「福祉サービス」に関する6 件の困難に整理できた。
ISSN:1881-5812
2432-0714
DOI:10.20847/adsj.46.1_127