小児脳腫瘍治療が抱える治療環境の課題
これまで, 難治性稀少疾患である小児脳腫瘍治療の疾患概念・最新知見・先端治療について述べてきた1) -9) 17) -19) . 現在, 医療体制と患児の自立支援問題については 「小児悪性腫瘍治療に伴う移行期医療の課題」 を中心に議論される機会が多い. 今回は, 初発症状の発症時から脳神経外科での初診, そして入院加療に至るまでのタイムラグ課題や入院加療期間中の治療環境課題, そして回復退院後の学童生活復帰での課題もしくは病態悪化から終末期に至る期間での小児脳腫瘍治療環境が抱える課題について共有するべく内容を提言する....
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Published in | 脳神経外科ジャーナル Vol. 31; no. 4; pp. 225 - 233 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人日本脳神経外科コングレス
2022
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0917-950X 2187-3100 |
DOI | 10.7887/jcns.31.225 |
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Summary: | これまで, 難治性稀少疾患である小児脳腫瘍治療の疾患概念・最新知見・先端治療について述べてきた1) -9) 17) -19) . 現在, 医療体制と患児の自立支援問題については 「小児悪性腫瘍治療に伴う移行期医療の課題」 を中心に議論される機会が多い. 今回は, 初発症状の発症時から脳神経外科での初診, そして入院加療に至るまでのタイムラグ課題や入院加療期間中の治療環境課題, そして回復退院後の学童生活復帰での課題もしくは病態悪化から終末期に至る期間での小児脳腫瘍治療環境が抱える課題について共有するべく内容を提言する. |
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ISSN: | 0917-950X 2187-3100 |
DOI: | 10.7887/jcns.31.225 |