BCPとしての学内データセンターの設置とその活用方針

茨城大学では,先の東日本大震災において人的な被害やICT機器自体の大きな被害は無かったものの,様々な要因が重なったためIT基盤センターのサービス再開には数日を要した.震災翌日に予定されていた入試に関して受験生への速やかな情報提供が必要とされたが,適切な情報提供をすることが出来なかった.サービス再開が遅れた要因の分析結果と本学の事情とを考慮したところ,本学のBCPのためにはデータセンターを学内に設置することが最善であると判断した.本稿では,学内データセンターを活用したBCPの実現状況について報告する....

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Bibliographic Details
Published in学術情報処理研究 Vol. 18; no. 1; pp. 24 - 32
Main Authors 鎌田賢, 野口宏, 大瀧保広
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 国立大学法人 情報系センター協議会 25.09.2014
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ISSN1343-2915
2433-7595
DOI10.24669/jacn.18.1_24

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Summary:茨城大学では,先の東日本大震災において人的な被害やICT機器自体の大きな被害は無かったものの,様々な要因が重なったためIT基盤センターのサービス再開には数日を要した.震災翌日に予定されていた入試に関して受験生への速やかな情報提供が必要とされたが,適切な情報提供をすることが出来なかった.サービス再開が遅れた要因の分析結果と本学の事情とを考慮したところ,本学のBCPのためにはデータセンターを学内に設置することが最善であると判断した.本稿では,学内データセンターを活用したBCPの実現状況について報告する.
ISSN:1343-2915
2433-7595
DOI:10.24669/jacn.18.1_24