モノクローナル抗体を用いたSandwich ELISAによるブドウ球菌エンテロトキシンAの検出(短報)

ブドウ球菌エンテロトキシンA (SEA)のみに反応するモノクローナル抗体(MAb) 2種(A-111, A-211)およびSEAおよびエンテロトキシンE (SEE)の両方に反応するMAb 1種(AE-32)を用いて, ポリスチレンプレートへの吸着抗体とhorseradish peroxidase (PO)標識抗体の各組み合わせによるSandwich ELISAについてを検討した. プレートへの吸着抗体A-211とPO標識抗体A-111の組み合わせ(A-211/A-111+po)により, 微量のSEA (0.2~0.5 ng/ml)を検出することができた. 本結果からMAbを用いるELISA は...

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Published inJournal of Veterinary Medical Science Vol. 53; no. 6; pp. 1093 - 1095
Main Authors 品川, 邦汎, 鈴木, 真紀子, 松坂, 尚典, 杉井, 俊二
Format Journal Article
LanguageEnglish
Published 公益社団法人 日本獣医学会 1991
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ISSN0916-7250
1347-7439
DOI10.1292/jvms.53.1093

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Summary:ブドウ球菌エンテロトキシンA (SEA)のみに反応するモノクローナル抗体(MAb) 2種(A-111, A-211)およびSEAおよびエンテロトキシンE (SEE)の両方に反応するMAb 1種(AE-32)を用いて, ポリスチレンプレートへの吸着抗体とhorseradish peroxidase (PO)標識抗体の各組み合わせによるSandwich ELISAについてを検討した. プレートへの吸着抗体A-211とPO標識抗体A-111の組み合わせ(A-211/A-111+po)により, 微量のSEA (0.2~0.5 ng/ml)を検出することができた. 本結果からMAbを用いるELISA はSEA検出に有効であり, 食中毒の診断に応用できると考えられる.
ISSN:0916-7250
1347-7439
DOI:10.1292/jvms.53.1093