群馬大学のIPEトレーニングコースの紹介

群馬大学多職種連携教育研究研修センターは2013年8月に第1回の多職種連携教育(IPE)トレーニングコースを開催した。このコースは1) IPEとCPの現状と今後の課題の把握,2)IPEプログラムを確立または発展するための基本的な原理の学習,3) 参加者の所属先のカリキュラムへの日本のプログラムの適応可能性についての議論,4)共同研究の可能性の模索を目標に掲げ,これらの目標を達成するためにIPEのための技術的な情報やIPEのモデルを提供するため,様々な講義に加えて模擬症例検討や実習計画立案,臨地実習を盛り込んだプログラムを作成した(表1)。今回のコースは参加者に好評であり,アンケートの結果からも...

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Published in日本保健医療福祉連携教育学会学術誌・保健医療福祉連携 Vol. 7; no. 2; pp. 126 - 130
Main Authors 金泉, 志保美, 李, 範爽, 外里, 冨佐江, 牧野, 孝俊, 齋藤, 貴之, 松井, 弘樹, 時田, 佳治, 久留利, 菜菜, 渡邊, 秀臣, 篠﨑, 博光, 安部, 由美子, 浅川, 康吉
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本保健医療福祉連携教育学会 2014
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ISSN1883-6380
2434-4842
DOI10.32217/jaipe.7.2_126

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Summary:群馬大学多職種連携教育研究研修センターは2013年8月に第1回の多職種連携教育(IPE)トレーニングコースを開催した。このコースは1) IPEとCPの現状と今後の課題の把握,2)IPEプログラムを確立または発展するための基本的な原理の学習,3) 参加者の所属先のカリキュラムへの日本のプログラムの適応可能性についての議論,4)共同研究の可能性の模索を目標に掲げ,これらの目標を達成するためにIPEのための技術的な情報やIPEのモデルを提供するため,様々な講義に加えて模擬症例検討や実習計画立案,臨地実習を盛り込んだプログラムを作成した(表1)。今回のコースは参加者に好評であり,アンケートの結果からもチーム医療およびチーム医療教育に対して肯定的な変化がみられた。本コースが西太平洋地域各国のIPEプログラムの普及や改善を図るとともに,アジア諸国とのIPEネットワークの形成の契機となることを期待する。
ISSN:1883-6380
2434-4842
DOI:10.32217/jaipe.7.2_126