透析中の生体情報を用いた異常検知システムの開発

在宅透析の普及に向け、透析中の異常を事前かつ非接触に検知できるシステムの開発は必須である。本発表では、透析中に得られる各種生体情報を用い、透析中の異常検知に取り組んだ結果について報告する。本研究では生体情報として、心電図、血圧、ならびにミリ波レーダを用いた非接触見守りセンサ(VitaWatcher、株式会社マリ)から位置情報が取得される。近畿大学生物理工学部生命倫理委員会ならびに共同研究機関の倫理審査委員会の承認を得たプロトコールに従い、インフォームドコンセントを受け、書類による同意が得られた富田クリニックの透析患者に対して計測が実施され、これまでに100例を超えるデータの取得に成功している。...

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Published inTransactions of Japanese Society for Medical and Biological Engineering Vol. Annual62; no. Abstract; p. 89_1
Main Authors 一色, 啓二, 政金, 生人, 永岡, 隆, 根本, 充貴, 古薗, 勉, 瀧, 宏文, 木村, 裕一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本生体医工学会 2024
Japanese Society for Medical and Biological Engineering
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ISSN1347-443X
1881-4379
DOI10.11239/jsmbe.Annual62.89_1

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Summary:在宅透析の普及に向け、透析中の異常を事前かつ非接触に検知できるシステムの開発は必須である。本発表では、透析中に得られる各種生体情報を用い、透析中の異常検知に取り組んだ結果について報告する。本研究では生体情報として、心電図、血圧、ならびにミリ波レーダを用いた非接触見守りセンサ(VitaWatcher、株式会社マリ)から位置情報が取得される。近畿大学生物理工学部生命倫理委員会ならびに共同研究機関の倫理審査委員会の承認を得たプロトコールに従い、インフォームドコンセントを受け、書類による同意が得られた富田クリニックの透析患者に対して計測が実施され、これまでに100例を超えるデータの取得に成功している。本報告では先行研究の論文紹介などを踏まえ、今後の展望について述べる。
ISSN:1347-443X
1881-4379
DOI:10.11239/jsmbe.Annual62.89_1