高知大学総合情報システムの監視と利用者動向

高知大学では,2006年2月よりLDAPによる全学認証システムを構築し,学内ネットワークシステムとコンピュータシステムを,学内情報の一元的管理運用のための基盤(総合情報システム)と位置づけ,他組織の学内情報システムとの連携を進めている.総合情報センターでは,総合情報システムの安全で安定した運用,利用者動向に応じたシステムの最適化を実現するため監視システムを開発した.本システムは,(1)管理者が監視対象機器にリモート接続してコマンドにより行う作業を自動実行し,稼働状況の確認や端末の利用データ等も収集・蓄積する,(2)障害発生時に対処する担当者の所在情報から緊急通報先を自動選択する,(3)1日の端...

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Published in学術情報処理研究 Vol. 14; no. 1; pp. 64 - 71
Main Authors 佐々木正人, 石黒克也, 豊永昌彦, 斎藤卓也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 国立大学法人 情報系センター協議会 10.09.2010
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ISSN1343-2915
2433-7595
DOI10.24669/jacn.14.1_64

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Summary:高知大学では,2006年2月よりLDAPによる全学認証システムを構築し,学内ネットワークシステムとコンピュータシステムを,学内情報の一元的管理運用のための基盤(総合情報システム)と位置づけ,他組織の学内情報システムとの連携を進めている.総合情報センターでは,総合情報システムの安全で安定した運用,利用者動向に応じたシステムの最適化を実現するため監視システムを開発した.本システムは,(1)管理者が監視対象機器にリモート接続してコマンドにより行う作業を自動実行し,稼働状況の確認や端末の利用データ等も収集・蓄積する,(2)障害発生時に対処する担当者の所在情報から緊急通報先を自動選択する,(3)1日の端末接続台数の推移パターンにより利用状況が把握できることが特徴である.本稿では開発した監視システムについて説明し,運用について報告する.
ISSN:1343-2915
2433-7595
DOI:10.24669/jacn.14.1_64