1.抗菌薬療法の考え方~PK-PD理論

抗菌薬適正使用は,副作用の軽減と最良の臨床効果を得るだけでなく,薬剤耐性菌の出現抑制や医療経済効果にも寄与するが,適正使用の実施にはPK-PD理論の活用が不可欠となる.また細菌感染症の治療では,多数の抗菌薬を効果的に使い分けることが求められることから,各薬剤の特徴や抗菌力,アンチバイオグラムによる状況把握,さらには当該薬剤の耐性化について知ることが,適正使用の実践につながる....

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Bibliographic Details
Published in日本内科学会雑誌 Vol. 100; no. 12; pp. 3533 - 3541
Main Authors 渡辺, 彰, 藤村, 茂
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2011
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.100.3533

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Summary:抗菌薬適正使用は,副作用の軽減と最良の臨床効果を得るだけでなく,薬剤耐性菌の出現抑制や医療経済効果にも寄与するが,適正使用の実施にはPK-PD理論の活用が不可欠となる.また細菌感染症の治療では,多数の抗菌薬を効果的に使い分けることが求められることから,各薬剤の特徴や抗菌力,アンチバイオグラムによる状況把握,さらには当該薬剤の耐性化について知ることが,適正使用の実践につながる.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.100.3533