脊髄腫瘍術後のアロディニアに対して漢方薬が有用であった1例

アロディニア (allodynia,異痛症) は神経障害性疼痛の一環として生じ,ガイドラインに基づいた治療薬のみでは,痛みのコントロールが困難な場合がある。今回我々は,漢方医学的な証に対するアプローチが,アロディニアに対して有効であった症例を報告する。神経障害性疼痛に対する一般的な治療が無効な場合や,副作用の観点から使用を控えたい場合には,漢方薬が一助となる可能性がある。...

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Published in脳神経外科と漢方 Vol. 8; no. 1; pp. 25 - 28
Main Authors 田井, 克英, 有島, 英孝, 東野, 芳史, 山内, 貴寛, 磯崎, 誠, 月輪, 悠, 菊田, 健一郎, 四方, 志昂, 赤澤, 愛弓, 川尻, 智士, 木戸口, 正宗
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脳神経外科漢方医学会 30.08.2023
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ISSN2189-5562
2758-1594
DOI10.57364/jnkm.8.1_25

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Summary:アロディニア (allodynia,異痛症) は神経障害性疼痛の一環として生じ,ガイドラインに基づいた治療薬のみでは,痛みのコントロールが困難な場合がある。今回我々は,漢方医学的な証に対するアプローチが,アロディニアに対して有効であった症例を報告する。神経障害性疼痛に対する一般的な治療が無効な場合や,副作用の観点から使用を控えたい場合には,漢方薬が一助となる可能性がある。
ISSN:2189-5562
2758-1594
DOI:10.57364/jnkm.8.1_25