女性における固定ベルト不使用下で測定した膝屈伸筋力についての検討 姿勢の違いによる影響
〔目的〕女性における,固定ベルト不使用下で測定した膝屈伸筋力について検討することを目的とした.〔対象〕下肢に疾患の既往のない健常成人女性17名とした.〔方法〕Hand Held Dynamometerを用いて,徒手筋力検査法に準じた姿勢と基本姿勢(座位および股・膝関節90°屈曲位)にて左右の膝屈伸筋力を測定した.膝屈伸筋力の級内相関係数を算出すると共に,姿勢間で対応のあるt検定を用いて比較した.〔結果〕級内相関係数は,徒手筋力検査法に準じた姿勢および基本姿勢の両方において0.7以上であった.膝屈伸筋力の姿勢間の違いとしては,左右共に基本姿勢の方が有意に大きかった.〔結語〕Hand Held D...
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| Published in | 理学療法科学 Vol. 30; no. 1; pp. 95 - 98 |
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| Main Authors | , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
理学療法科学学会
2015
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
| DOI | 10.1589/rika.30.95 |
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| Summary: | 〔目的〕女性における,固定ベルト不使用下で測定した膝屈伸筋力について検討することを目的とした.〔対象〕下肢に疾患の既往のない健常成人女性17名とした.〔方法〕Hand Held Dynamometerを用いて,徒手筋力検査法に準じた姿勢と基本姿勢(座位および股・膝関節90°屈曲位)にて左右の膝屈伸筋力を測定した.膝屈伸筋力の級内相関係数を算出すると共に,姿勢間で対応のあるt検定を用いて比較した.〔結果〕級内相関係数は,徒手筋力検査法に準じた姿勢および基本姿勢の両方において0.7以上であった.膝屈伸筋力の姿勢間の違いとしては,左右共に基本姿勢の方が有意に大きかった.〔結語〕Hand Held Dynamometerにより,膝屈伸筋力を簡便かつ容易に測定することができる. |
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| ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
| DOI: | 10.1589/rika.30.95 |