III.呼吸機能検査

気管支喘息の生理学的病態は,発作性の気道閉塞,気道変動性,気道可逆性,気道過敏性である.重要な臨床病態の1つである「変動性を持った気道閉塞」は,最大呼気速度の変動により評価することができる.そのための呼吸機能検査がピークフローモニタリングである.ピークフローの日内変動度は,感度が低く,特異度の高い指標であり,喘息の診断及びコントロール評価において,感度・特異度の観点から有用である....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 108; no. 6; pp. 1128 - 1133
Main Author 小川, 浩正
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 10.06.2019
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.108.1128

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Summary:気管支喘息の生理学的病態は,発作性の気道閉塞,気道変動性,気道可逆性,気道過敏性である.重要な臨床病態の1つである「変動性を持った気道閉塞」は,最大呼気速度の変動により評価することができる.そのための呼吸機能検査がピークフローモニタリングである.ピークフローの日内変動度は,感度が低く,特異度の高い指標であり,喘息の診断及びコントロール評価において,感度・特異度の観点から有用である.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.108.1128