2.検尿所見・バイオマーカー

AKIの早期診断・早期介入は,その後の患者予後を左右するため,大変重要である.血清クレアチニンといった従来のバイオマーカーでは,早期の検出力が不十分のため,採取が容易な尿バイオマーカーの探索が精力的に行われてきた.その結果,2011年に保険収載された尿中L-FABPは,日本発のバイオマーカーとして注目されている.CKDのみならず,AKIの早期診断に尿中L-FABPは大変有用である....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 103; no. 5; pp. 1068 - 1073
Main Authors 木村, 健二郎, 上條-池森, 敦子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2014
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.103.1068

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Summary:AKIの早期診断・早期介入は,その後の患者予後を左右するため,大変重要である.血清クレアチニンといった従来のバイオマーカーでは,早期の検出力が不十分のため,採取が容易な尿バイオマーカーの探索が精力的に行われてきた.その結果,2011年に保険収載された尿中L-FABPは,日本発のバイオマーカーとして注目されている.CKDのみならず,AKIの早期診断に尿中L-FABPは大変有用である.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.103.1068