3.骨髄バンクとさい帯血バンクの歩みと現状

我が国の造血幹細胞バンク(骨髄・末梢血ドナーバンク,臍帯血バンク)は1900年代最後半に設立されて以来,順調に発展してきており,それらが仲介した非血縁者間造血幹細胞移植数は世界でもトップレベルにある.ただ一方において移植を受けられないまま亡くなる患者さんも依然多く,その方々を,昨年立法された造血幹細胞移植推進法(略称)に基づきこれまでのバンク機構を更に発展させることにより救済するための作業が進められている....

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Bibliographic Details
Published in日本内科学会雑誌 Vol. 102; no. 7; pp. 1759 - 1766
Main Author 小寺, 良尚
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2013
Subjects
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.102.1759

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Summary:我が国の造血幹細胞バンク(骨髄・末梢血ドナーバンク,臍帯血バンク)は1900年代最後半に設立されて以来,順調に発展してきており,それらが仲介した非血縁者間造血幹細胞移植数は世界でもトップレベルにある.ただ一方において移植を受けられないまま亡くなる患者さんも依然多く,その方々を,昨年立法された造血幹細胞移植推進法(略称)に基づきこれまでのバンク機構を更に発展させることにより救済するための作業が進められている.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.102.1759