セメント改良土を用いた歩行者系舗装の材料特性

セメント改良土を用いた歩行者系舗装は,景観との調和を考慮した公園内の歩道などに多く用いられるようになってきた.しかしながら,舗装剛性を低く設定し足への負荷を軽くするために,自然環境の変化や使用用途の違いによる摩耗やひびわれによる舗装材料の耐久性の問題が指摘されている.そこで,本研究では,36箇所の土系舗装施工現場において目視によるひびわれ調査,舗装剛性および滑りやすさについて現地調査を行った.また,セメント改良土を用いた舗装材料について自然環境の変化を考慮して養生した供試体を用い,一軸圧縮試験,カンタブロ試験および回転摩耗試験の結果から材料特性の把握を行った.その結果,舗装材料の耐久性はセメン...

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Published in土木学会論文集E Vol. 62; no. 4; pp. 689 - 697
Main Author 佐藤, 研一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 土木学会 2006
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ISSN1880-6066
DOI10.2208/jsceje.62.689

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Summary:セメント改良土を用いた歩行者系舗装は,景観との調和を考慮した公園内の歩道などに多く用いられるようになってきた.しかしながら,舗装剛性を低く設定し足への負荷を軽くするために,自然環境の変化や使用用途の違いによる摩耗やひびわれによる舗装材料の耐久性の問題が指摘されている.そこで,本研究では,36箇所の土系舗装施工現場において目視によるひびわれ調査,舗装剛性および滑りやすさについて現地調査を行った.また,セメント改良土を用いた舗装材料について自然環境の変化を考慮して養生した供試体を用い,一軸圧縮試験,カンタブロ試験および回転摩耗試験の結果から材料特性の把握を行った.その結果,舗装材料の耐久性はセメント量,被覆材,そして使用用途の違いが大きいことが示された.
ISSN:1880-6066
DOI:10.2208/jsceje.62.689