情報リテラシー教育におけるプレゼンテーションのピアレビュー分析 : 医療福祉系短期大学における事例
「抄録」「情報科学実習」科目で実施した「総合演習課題」において学生が回答したピアレビューの内容を分析し, 学生のプレゼンテーションにおける相互評価の基準の明確化を試みた. ピアレビューで回答のあったコメントを元にKJ法(蓄積された情報から関連するものを整理し統合する手法)による分類を行った結果, 17の小カテゴリーが判明し, それらは大きく「発表内容に関する」「発表態度に関する」「スライドの出来に関する」「質疑応答・その他」の, 4つのカテゴリーにまとめられた. 最も多くのコメントが「発表内容に関する」カテゴリーであったが, グループごとの成績とカテゴリーを比較した場合, 「スライドの出来に関...
Saved in:
Published in | KAWASAKI IGAKKAI SHI LIBERAL ARTS & SCIENCES no. 42; pp. 33 - 42 |
---|---|
Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
川崎医学会
2016
|
Online Access | Get full text |
ISSN | 0386-5398 |
DOI | 10.11482/kmj-las(42)33 |
Cover
Summary: | 「抄録」「情報科学実習」科目で実施した「総合演習課題」において学生が回答したピアレビューの内容を分析し, 学生のプレゼンテーションにおける相互評価の基準の明確化を試みた. ピアレビューで回答のあったコメントを元にKJ法(蓄積された情報から関連するものを整理し統合する手法)による分類を行った結果, 17の小カテゴリーが判明し, それらは大きく「発表内容に関する」「発表態度に関する」「スライドの出来に関する」「質疑応答・その他」の, 4つのカテゴリーにまとめられた. 最も多くのコメントが「発表内容に関する」カテゴリーであったが, グループごとの成績とカテゴリーを比較した場合, 「スライドの出来に関する」カテゴリーが上位グループに集中していた. 学生間の相互評価で高評価を得るためには, 発表内容の精査はもちろん, ある程度のスライドのデザイン性が必要になることが分かった. |
---|---|
ISSN: | 0386-5398 |
DOI: | 10.11482/kmj-las(42)33 |