V.ウィズコロナ時代における感染症医療人材育成

新型コロナウイルス感染症の流行は本邦における感染症専門医療職の圧倒的な不足を露呈した.感染症専門医数は日本感染症学会の提唱する人数の半分程度で,地域偏在も認めている.専門医制度の変革もあり早急な専門医数の増加は期待できず,各医療職の感染症専門職は中小規模の地域医療機関でも不足しており,一般医療職による感染症診療・対策の多職種連携実践の促進はその課題解決策の一つになると考えられる....

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Bibliographic Details
Published in日本内科学会雑誌 Vol. 111; no. 11; pp. 2261 - 2266
Main Authors 井手, 昇太郎, 古本, 朗嗣
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 10.11.2022
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.111.2261

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Summary:新型コロナウイルス感染症の流行は本邦における感染症専門医療職の圧倒的な不足を露呈した.感染症専門医数は日本感染症学会の提唱する人数の半分程度で,地域偏在も認めている.専門医制度の変革もあり早急な専門医数の増加は期待できず,各医療職の感染症専門職は中小規模の地域医療機関でも不足しており,一般医療職による感染症診療・対策の多職種連携実践の促進はその課題解決策の一つになると考えられる.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.111.2261