気管支喘息発作との鑑別が困難であった気道限局型M.abscessus subsp. massilience症の1例
76歳,女性.40年前に気管支喘息と診断され,吸入ステロイド薬にて治療中であった.湿性咳嗽が数カ月間持続し,気管支喘息治療を強化するも症状は改善しなかった.胸部CT,喀痰検査,気管支内視鏡検査の結果,気道限局型Mycobacterium abscessus subsp. massilience症と診断した.気道に限局した非結核抗酸菌感染症は難治性喘息との鑑別が重要である....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 111; no. 11; pp. 2292 - 2298 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
10.11.2022
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Subjects | |
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ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.111.2292 |
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Summary: | 76歳,女性.40年前に気管支喘息と診断され,吸入ステロイド薬にて治療中であった.湿性咳嗽が数カ月間持続し,気管支喘息治療を強化するも症状は改善しなかった.胸部CT,喀痰検査,気管支内視鏡検査の結果,気道限局型Mycobacterium abscessus subsp. massilience症と診断した.気道に限局した非結核抗酸菌感染症は難治性喘息との鑑別が重要である. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.111.2292 |