V.抗凝固療法の適応と実際
心房細動(atrial fibrillation:AF)患者の心原性脳塞栓症予防は変革の時を迎えている.Direct oral anticoagulant(DOAC)の登場により,抗凝固療法開始の敷居は低くなり,また,その安全性から,高齢AF患者への使用も増加している.それに伴い,抗凝固薬投与中の患者が予期せぬ手術を受ける機会も増えている.そこで,本稿では,AF患者における抗凝固療法の適応と実際の使用法,周術期管理から高齢者の抗凝固薬投与の適応等,自施設データやエビデンスを踏まえ,解説することとする....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 108; no. 2; pp. 225 - 233 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
10.02.2019
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Subjects | |
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ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.108.225 |
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Summary: | 心房細動(atrial fibrillation:AF)患者の心原性脳塞栓症予防は変革の時を迎えている.Direct oral anticoagulant(DOAC)の登場により,抗凝固療法開始の敷居は低くなり,また,その安全性から,高齢AF患者への使用も増加している.それに伴い,抗凝固薬投与中の患者が予期せぬ手術を受ける機会も増えている.そこで,本稿では,AF患者における抗凝固療法の適応と実際の使用法,周術期管理から高齢者の抗凝固薬投与の適応等,自施設データやエビデンスを踏まえ,解説することとする. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.108.225 |