6.ビスホスフォネートと新規薬剤の新展開

骨粗鬆症治療薬の領域では,経口ビスホスフォネート製剤による強固な骨折抑制効果が実証されるという大きな成功により,骨折抑制を主要評価指標とした新規薬剤の開発が進められている.海外では既に静注ビスホスフォネート治療が承認されているのみならず,PTHやラネル酸ストロンチウムなどの作用機序の異なる治療薬も臨床応用の段階に入っている.これら新規治療薬のいくつかは我国でも開発が進められており,近い将来,日本における骨粗鬆症治療に大きく貢献するものと期待される....

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Bibliographic Details
Published in日本内科学会雑誌 Vol. 97; no. 10; pp. 2476 - 2483
Main Author 竹内, 靖博
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2008
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.97.2476

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Summary:骨粗鬆症治療薬の領域では,経口ビスホスフォネート製剤による強固な骨折抑制効果が実証されるという大きな成功により,骨折抑制を主要評価指標とした新規薬剤の開発が進められている.海外では既に静注ビスホスフォネート治療が承認されているのみならず,PTHやラネル酸ストロンチウムなどの作用機序の異なる治療薬も臨床応用の段階に入っている.これら新規治療薬のいくつかは我国でも開発が進められており,近い将来,日本における骨粗鬆症治療に大きく貢献するものと期待される.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.97.2476