4.急性増悪への対処
喘息発作の重症度を的確に判断して治療を開始する.最初に短時間作用性β2-刺激薬を反復吸入させる.発作の初期に全身性ステロイド薬の投与は症状の速やかな回復を促進するのに役立つ.アミノフィリンの点滴静注の併用は追加効果を期待できず副作用の危険性が増加するので推奨できない.患者が低酸素であれば酸素を投与する.治療効果のモニターとして,主観的な症状だけではなく,客観的な指標である呼吸機能(ピークフローや一秒量),酸素飽和度,動脈血ガスの測定を考慮する....
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| Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 98; no. 12; pp. 3067 - 3075 |
|---|---|
| Main Author | |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本内科学会
2009
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
| DOI | 10.2169/naika.98.3067 |
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| Summary: | 喘息発作の重症度を的確に判断して治療を開始する.最初に短時間作用性β2-刺激薬を反復吸入させる.発作の初期に全身性ステロイド薬の投与は症状の速やかな回復を促進するのに役立つ.アミノフィリンの点滴静注の併用は追加効果を期待できず副作用の危険性が増加するので推奨できない.患者が低酸素であれば酸素を投与する.治療効果のモニターとして,主観的な症状だけではなく,客観的な指標である呼吸機能(ピークフローや一秒量),酸素飽和度,動脈血ガスの測定を考慮する. |
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| ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
| DOI: | 10.2169/naika.98.3067 |