生活圏と世代を意識した選挙区割

現在、衆議院議員の議員定数465名のうち、289名が小選挙区制で選出されている。これら289議席は、茨城県に7議席、北海道に12議席、東京に30議席といった具合に、人口に応じて各都道府県に配分されている。既存研究では、一票の重みの格差の是正を主な目的として、各都道府県での選挙区割の改善案が示されてきた。本研究では、行政圏と生活圏の不調和と少子高齢化に伴うシルバー民主主義の問題に焦点を当て、これらの解決に向けた選挙区割の数理最適化モデルを開発し、その有用性を実データに基づく数値実験によって示す。...

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Published in応用地域学研究 Vol. 2023; no. 27; pp. 28 - 36
Main Authors 鮏川, 矩義, 大澤, 義明, 松原, 千波
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 応用地域学会 31.03.2024
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ISSN1880-960X
2435-4414
DOI10.34438/arsc.2023.27_28

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Summary:現在、衆議院議員の議員定数465名のうち、289名が小選挙区制で選出されている。これら289議席は、茨城県に7議席、北海道に12議席、東京に30議席といった具合に、人口に応じて各都道府県に配分されている。既存研究では、一票の重みの格差の是正を主な目的として、各都道府県での選挙区割の改善案が示されてきた。本研究では、行政圏と生活圏の不調和と少子高齢化に伴うシルバー民主主義の問題に焦点を当て、これらの解決に向けた選挙区割の数理最適化モデルを開発し、その有用性を実データに基づく数値実験によって示す。
ISSN:1880-960X
2435-4414
DOI:10.34438/arsc.2023.27_28