中国語文脈指示詞 “这” と “那” における時空上の使用法に関する認知研究

中国語の指示詞には,近称 “这” と遠称 “那” という2項体系がある.また,中国語指示詞に関する研究はかなり行われている.しかし,現場指示における「遠近」という基本的な要素から時間的・空間的という文脈使用法までの拡張ルートを研究する論文はない.よって,本稿では,プロトタイプ理論を応用し, “这” と “那” の使用に関わる時間的・空間的把握における心的メカニズム(拡張ルート)を明らかにしたい....

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Published in人間生活文化研究 Vol. 2022; no. 32; pp. 593 - 604
Main Author 陳, 海涛
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 大妻女子大学人間生活文化研究所 01.01.2022
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ISSN2187-1930
DOI10.9748/hcs.2022.593

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Summary:中国語の指示詞には,近称 “这” と遠称 “那” という2項体系がある.また,中国語指示詞に関する研究はかなり行われている.しかし,現場指示における「遠近」という基本的な要素から時間的・空間的という文脈使用法までの拡張ルートを研究する論文はない.よって,本稿では,プロトタイプ理論を応用し, “这” と “那” の使用に関わる時間的・空間的把握における心的メカニズム(拡張ルート)を明らかにしたい.
ISSN:2187-1930
DOI:10.9748/hcs.2022.593