2.悪性リンパ腫に対する造血幹細胞移植
標準的な放射線化学療法で治癒が望めない悪性リンパ腫症例に対して,造血幹細胞移植は根治的な治療として期待されている.再発期の中等度悪性リンパ腫で,救援療法に感受性の場合,自己造血幹細胞移植の適応が確立している.ろ胞性リンパ腫,マントル細胞リンパ腫に対しても,自己および同種造血幹細胞移植の有用性が示されつつある.今後,我が国でも前向きの臨床試験を行い,臨床的な根拠を示す必要がある....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 97; no. 7; pp. 1627 - 1636 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
2008
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.97.1627 |
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Summary: | 標準的な放射線化学療法で治癒が望めない悪性リンパ腫症例に対して,造血幹細胞移植は根治的な治療として期待されている.再発期の中等度悪性リンパ腫で,救援療法に感受性の場合,自己造血幹細胞移植の適応が確立している.ろ胞性リンパ腫,マントル細胞リンパ腫に対しても,自己および同種造血幹細胞移植の有用性が示されつつある.今後,我が国でも前向きの臨床試験を行い,臨床的な根拠を示す必要がある. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.97.1627 |