7.リハビリテーション

呼吸リハビリテーションの適応はII期(中等症)以上のCOPDであり,長時間作用型気管支拡張薬との併用により,さらに相加的な改善効果を得ることができる.下肢を用いた全身持久力トレーニングが最も強く推奨される.開始時,特に重症例では,効率のよい運動トレーニングをめざしたコンディション作り(コンディショニング)のため,呼吸パターンの修正や柔軟性のトレーニングを時間をかけて行う.また,呼吸リハビリテーションは原則としてチーム医療であり,患者教育,栄養指導を含めた包括的なプログラムにすることにより,より大きな改善効果が得られることが示唆されている....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 97; no. 6; pp. 1262 - 1268
Main Authors 佐野, 裕子, 植木, 純, 北原, エリ子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2008
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.97.1262

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Summary:呼吸リハビリテーションの適応はII期(中等症)以上のCOPDであり,長時間作用型気管支拡張薬との併用により,さらに相加的な改善効果を得ることができる.下肢を用いた全身持久力トレーニングが最も強く推奨される.開始時,特に重症例では,効率のよい運動トレーニングをめざしたコンディション作り(コンディショニング)のため,呼吸パターンの修正や柔軟性のトレーニングを時間をかけて行う.また,呼吸リハビリテーションは原則としてチーム医療であり,患者教育,栄養指導を含めた包括的なプログラムにすることにより,より大きな改善効果が得られることが示唆されている.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.97.1262