インソール型荷重モニタリングデバイスを⽤いたフィードバックが部分荷重の学習に与える効果
【⽬的】本研究の⽬的は,インソール型荷重モニタリングデバイスloadsol ®(以下,LS)が部分荷重(以下,PWB)の学習に与える効果を明らかにすることである。【⽅法】20 名を対象に,PWB 練習⽤のフィードバック(以下,FB)としてLS と体重計を設け,クロスオーバー⽐較試験を⾏った。各介⼊でFB ありの練習2 回,FB の評価3 回(Post 1, 2, 3)のプロトコルとした。LS にて荷重データを計測し,体重で除したPeak force(以下,PF)を評価項⽬とした。【結果】PF の群間差はPost 1 で平均差0.07(95%CI: 0.04–0.10),Post 2 で平均差0...
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Published in | 運動器理学療法学 Vol. 2; pp. 32 - 40 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本運動器理学療法学会
2022
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Subjects | |
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ISSN | 2436-8075 |
DOI | 10.57281/jofmpt.202207 |
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Summary: | 【⽬的】本研究の⽬的は,インソール型荷重モニタリングデバイスloadsol ®(以下,LS)が部分荷重(以下,PWB)の学習に与える効果を明らかにすることである。【⽅法】20 名を対象に,PWB 練習⽤のフィードバック(以下,FB)としてLS と体重計を設け,クロスオーバー⽐較試験を⾏った。各介⼊でFB ありの練習2 回,FB の評価3 回(Post 1, 2, 3)のプロトコルとした。LS にて荷重データを計測し,体重で除したPeak force(以下,PF)を評価項⽬とした。【結果】PF の群間差はPost 1 で平均差0.07(95%CI: 0.04–0.10),Post 2 で平均差0.08(95%CI: 0.03–0.13)の有意差を認めた(p < 0.05)。体重計条件のPF ではPost 1 とPost 3 との間に有意差を認めた(p < 0.01)。【結論】体重計に⽐べ,LS によるFB は,少ない練習時間で⽬標PWB を獲得できることが明らかとなった。 |
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ISSN: | 2436-8075 |
DOI: | 10.57281/jofmpt.202207 |