III.糖尿病に対する栄養療法

糖尿病患者における最適な食事療法とは,一律にエネルギー制限をすることではなく,適正なエネルギー量で,量や質も含めて三大栄養素のバランスがよく,規則正しい食事を実践し,合併症の発症または進展の抑制をはかれる食事療法を実践することである.肥満を伴った糖尿病の病態改善のためには,エネルギー制限により肥満の是正が重要である.一方,高齢者糖尿病では過栄養だけでなく,サルコペニア,フレイル,低栄養を考慮した食事療法を行う必要がある....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 112; no. 4; pp. 630 - 635
Main Author 福井, 道明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 10.04.2023
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.112.630

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Summary:糖尿病患者における最適な食事療法とは,一律にエネルギー制限をすることではなく,適正なエネルギー量で,量や質も含めて三大栄養素のバランスがよく,規則正しい食事を実践し,合併症の発症または進展の抑制をはかれる食事療法を実践することである.肥満を伴った糖尿病の病態改善のためには,エネルギー制限により肥満の是正が重要である.一方,高齢者糖尿病では過栄養だけでなく,サルコペニア,フレイル,低栄養を考慮した食事療法を行う必要がある.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.112.630