社会インフラの維持管理におけるプロダクトモデル化した点群データの利活用に関する研究

日本の社会インフラにおいて,建設後50年以上経過する施設の割合は増加傾向にある.加えて,今後の建設業就業者は減少すると推計されており,社会インフラの適切な維持管理が困難となる.この課題に対して,BIM/CIMや点群データの活用で維持管理を高度化・効率化する手法や各地物・各部位に点群データを分割した点群データのプロダクトモデル化の手法が提案されている.そこで,本研究では,点群データのプロダクトモデル化の手法を整備データの精度や鮮度の観点で他のデータ管理手法と比較し,どの地物や利用シーンが点群データのプロダクトモデル化の手法に適しているかを確認し,同手法が有用であることを明らかにした....

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Published inAI・データサイエンス論文集 Vol. 3; no. J2; pp. 945 - 953
Main Authors 中村, 健二, 平野, 順俊, 大月, 庄治, 塚田, 義典, 梅原, 喜政, 今井, 龍一, 田中, 成典
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 土木学会 2022
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ISSN2435-9262
DOI10.11532/jsceiii.3.J2_945

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Summary:日本の社会インフラにおいて,建設後50年以上経過する施設の割合は増加傾向にある.加えて,今後の建設業就業者は減少すると推計されており,社会インフラの適切な維持管理が困難となる.この課題に対して,BIM/CIMや点群データの活用で維持管理を高度化・効率化する手法や各地物・各部位に点群データを分割した点群データのプロダクトモデル化の手法が提案されている.そこで,本研究では,点群データのプロダクトモデル化の手法を整備データの精度や鮮度の観点で他のデータ管理手法と比較し,どの地物や利用シーンが点群データのプロダクトモデル化の手法に適しているかを確認し,同手法が有用であることを明らかにした.
ISSN:2435-9262
DOI:10.11532/jsceiii.3.J2_945