離散時間大域結合系のカオス同期に基づいた秘匿通信モデルの提案
本研究では,離散時間大域結合カオスモデルに着目し,カオス同期を利用した外部・フィードバック制御を必要としない秘匿通信モデルを提案する.具体的には,テント写像を用いた大域結合系において,その系のリアプノフスペクトルの解析結果から,カオス同期条件を求める.さらに,本提案同期モデルの応用例として,カオスマスキング方式による秘匿通信モデルを提案し,最小規模となる自由度N = 2の場合について,数値シミュレーションによりその基本特性を議論する....
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Published in | 日本シミュレーション学会論文誌 Vol. 16; no. 1; pp. 10 - 23 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本シミュレーション学会
2024
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1883-5031 1883-5058 |
DOI | 10.11308/tjsst.16.10 |
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Summary: | 本研究では,離散時間大域結合カオスモデルに着目し,カオス同期を利用した外部・フィードバック制御を必要としない秘匿通信モデルを提案する.具体的には,テント写像を用いた大域結合系において,その系のリアプノフスペクトルの解析結果から,カオス同期条件を求める.さらに,本提案同期モデルの応用例として,カオスマスキング方式による秘匿通信モデルを提案し,最小規模となる自由度N = 2の場合について,数値シミュレーションによりその基本特性を議論する. |
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ISSN: | 1883-5031 1883-5058 |
DOI: | 10.11308/tjsst.16.10 |