複合型大規模災害への対応 東日本大震災の体験と将来への提言

重富 双葉厚生病院の重富です. 私どもの病院は, 震災から2年8か月たった今も診療を再開できずにおります. 職員は県内各地の厚生連病院あるいは施設で, 双葉厚生病院の復興を願いつつ, 頑張っております. はじめに, 立身教授から, このシンポジウムの意義等についてお話しいただきたいと思います. 立身 もう2年と8か月ということになりますが, 今日は学会長講演から始まりまして, 菊地学長とか皆さんから, まるで昨日のことのような感じを受けながら, 聞いておりました. このシンポジウムではもう一度, 被災地の医療現場からそれぞれの経験を話していただき, 一体この経験をどう生かしていったらいいんだろ...

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Published in日本農村医学会雑誌 Vol. 62; no. 6; pp. 882 - 890
Main Authors 今野金裕, 新村浩明, 石橋悟, 熊倉徹雄, 長島俊一, 立身政信, 重富秀一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本農村医学会 2014
日本農村医学会
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ISSN0468-2513
1349-7421
DOI10.2185/jjrm.62.882

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Summary:重富 双葉厚生病院の重富です. 私どもの病院は, 震災から2年8か月たった今も診療を再開できずにおります. 職員は県内各地の厚生連病院あるいは施設で, 双葉厚生病院の復興を願いつつ, 頑張っております. はじめに, 立身教授から, このシンポジウムの意義等についてお話しいただきたいと思います. 立身 もう2年と8か月ということになりますが, 今日は学会長講演から始まりまして, 菊地学長とか皆さんから, まるで昨日のことのような感じを受けながら, 聞いておりました. このシンポジウムではもう一度, 被災地の医療現場からそれぞれの経験を話していただき, 一体この経験をどう生かしていったらいいんだろうか, 私たちは何をしていったらいいのかということの方向性が示せたらと思っております. 重富 それでは, 福島県赤十字血液センターの所長でおられます今野先生のお話をお伺いします. 今野 今野でございます.
ISSN:0468-2513
1349-7421
DOI:10.2185/jjrm.62.882