気軽に参加できるオンラインFDセミナーの開発とその評価

本研究は、徳島大学と高知大学が連携して共同開発したオンラインのFDプログラム「授業について考えるランチセミナー(以下、本セミナー)」について、2021年度~2023年度の参加者動向、参加者アンケート及び2022年度の参加者を対象に実施したフォローアップアンケートの結果を分析することで、成果と課題を明らかにするものである。本セミナーは、気軽に参加できることを特徴の1つとし、そのうえで、参加者が新たな気づきを得たり、授業や教育活動の中で活用できるように、事例や具体例を中心に紹介し、参加者の意見を取り入れながら実施している。本研究では、大学間で連携することにより、テーマの幅が広がり、参加者の増加につ...

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Published in高等教育開発 Vol. 4; pp. 17 - 26
Main Authors 吉田, 博, 杉田, 郁代, 高畑, 貴志, 飯尾, 健, 塩川, 奈々美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本高等教育開発協会 31.03.2025
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ISSN2436-9918
DOI10.57294/jaed.4.0_17

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Summary:本研究は、徳島大学と高知大学が連携して共同開発したオンラインのFDプログラム「授業について考えるランチセミナー(以下、本セミナー)」について、2021年度~2023年度の参加者動向、参加者アンケート及び2022年度の参加者を対象に実施したフォローアップアンケートの結果を分析することで、成果と課題を明らかにするものである。本セミナーは、気軽に参加できることを特徴の1つとし、そのうえで、参加者が新たな気づきを得たり、授業や教育活動の中で活用できるように、事例や具体例を中心に紹介し、参加者の意見を取り入れながら実施している。本研究では、大学間で連携することにより、テーマの幅が広がり、参加者の増加につながったこと、テーマへの関心が高い参加者、複数回参加している参加者ほど、セミナー参加後に教育活動において意識や行動の変化があることが分かった。
ISSN:2436-9918
DOI:10.57294/jaed.4.0_17