医学部における準備教育カリキュラム (2006年度) の調査 英語教育について

1) 全医学部80校から収集した「2006年度教育要綱」 (実際の名称は様々) に記載されている英語教育の中, 必修 (選択必修は除く) 科目として扱われている授業を分析した. 2) 低学年では60%, 中学年では30%の医学部が英語を必修科目としていた. 一般教育部門と医学部門の教員が協同で同一科目を担当している場合は, 全学年を通して極めて少なかった. 3) 初めて行われたシラバスの直接調査から, グローバル化社会に巣立つ医学生にとって, 現状の英語教育では不十分であることが示唆された....

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Published in医学教育 Vol. 39; no. 4; pp. 283 - 286
Main Authors 三原, 祥子, 星野, 晋, 渡辺, 弘美, 中村, 千賀子, 後藤, 英司, 相野田, 紀子, 市村, 公一, 太田, 健児
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本医学教育学会 2008
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ISSN0386-9644
2185-0453
DOI10.11307/mededjapan1970.39.283

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Summary:1) 全医学部80校から収集した「2006年度教育要綱」 (実際の名称は様々) に記載されている英語教育の中, 必修 (選択必修は除く) 科目として扱われている授業を分析した. 2) 低学年では60%, 中学年では30%の医学部が英語を必修科目としていた. 一般教育部門と医学部門の教員が協同で同一科目を担当している場合は, 全学年を通して極めて少なかった. 3) 初めて行われたシラバスの直接調査から, グローバル化社会に巣立つ医学生にとって, 現状の英語教育では不十分であることが示唆された.
ISSN:0386-9644
2185-0453
DOI:10.11307/mededjapan1970.39.283