東アジア地域の石炭に含まれる硫黄の安定同位体比とその地域分布
東アジア地域において,産出・使用されている石炭の硫黄同位体比分析を行った。その結果,黄土高原グループの硫黄同位体比は+4.7~+7.1‰(平均値:+5.7‰),雲南省グループは-20.0~+9.9‰(平均値:-4.1‰),トルファングループは+8.6‰と+1.9‰,プリモルスキーは+6.1‰,モンゴル中央部グループは-2.5~+5.0‰(平均値:+1.1‰),モンゴル東部グループは+6.1~+8.7‰(平均値:+6.9‰),韓国炭は-9.7‰であった。一方,インドネシア炭の硫黄同位体比は+3.2~+9.8‰(平均値:+6.5‰),オーストラリア炭は+4.3‰と+9.3‰であった。...
Saved in:
| Published in | RADIOISOTOPES Vol. 60; no. 1; pp. 27 - 33 |
|---|---|
| Main Authors | , , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
公益社団法人 日本アイソトープ協会
2011
|
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0033-8303 1884-4111 |
| DOI | 10.3769/radioisotopes.60.27 |
Cover
| Summary: | 東アジア地域において,産出・使用されている石炭の硫黄同位体比分析を行った。その結果,黄土高原グループの硫黄同位体比は+4.7~+7.1‰(平均値:+5.7‰),雲南省グループは-20.0~+9.9‰(平均値:-4.1‰),トルファングループは+8.6‰と+1.9‰,プリモルスキーは+6.1‰,モンゴル中央部グループは-2.5~+5.0‰(平均値:+1.1‰),モンゴル東部グループは+6.1~+8.7‰(平均値:+6.9‰),韓国炭は-9.7‰であった。一方,インドネシア炭の硫黄同位体比は+3.2~+9.8‰(平均値:+6.5‰),オーストラリア炭は+4.3‰と+9.3‰であった。 |
|---|---|
| ISSN: | 0033-8303 1884-4111 |
| DOI: | 10.3769/radioisotopes.60.27 |