RTK-GPS による移動体測位の特性に関する基礎的研究
GPS 測位の中でも実時間で高精度測位ができるRTK-GPS は測量や建設機械制御などに用いられているが, その測位特性の検証については, これまで固定観測が主であり, 移動観測については十分な検証が行われていない. そこで本研究では, 測位精度と初期化時間について固定観測と移動観測の測位結果を比較することにより検証を行った. その結果, 低速での移動観測の測位精度と初期化時間は, 固定観測の場合とほぼ同じであることが確認できた. また, 測位精度に関しては衛星の幾何的配置に起因して, 東西方向よりも南北方向の精度が低いことが, 固定観測と移動観測の両方で確認された....
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Published in | 土木情報利用技術論文集 Vol. 17; pp. 195 - 202 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 土木学会
2008
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1349-1040 1884-913X |
DOI | 10.2208/journalac2003.17.0_195 |
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Summary: | GPS 測位の中でも実時間で高精度測位ができるRTK-GPS は測量や建設機械制御などに用いられているが, その測位特性の検証については, これまで固定観測が主であり, 移動観測については十分な検証が行われていない. そこで本研究では, 測位精度と初期化時間について固定観測と移動観測の測位結果を比較することにより検証を行った. その結果, 低速での移動観測の測位精度と初期化時間は, 固定観測の場合とほぼ同じであることが確認できた. また, 測位精度に関しては衛星の幾何的配置に起因して, 東西方向よりも南北方向の精度が低いことが, 固定観測と移動観測の両方で確認された. |
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ISSN: | 1349-1040 1884-913X |
DOI: | 10.2208/journalac2003.17.0_195 |