災害・事故等のリスク管理における対策オプションの評価に関する研究

災害・事故が増加傾向にあるなかで,災害・事故に伴う,化学物質排出事象への備えや可能な対策オプションの準備が求められてきた。本稿では,災害・事故時を対象として,化学物質の非定常排出事象をリスク論に基づき対策オプション評価のプロトタイプを整備するとともに,想定した事象に適用し,参考事例として知見を整備した。プロトタイプモデルの軸としては,指標性を念頭においた,シナリオの構築,段階的リスク評価と費用対効果推計からなる。土壌圏,水圏,多媒体圏をとりあげた事例解析を紹介し,事前対策について考察した。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in地球環境 Vol. 28; no. 2; pp. 139 - 146
Main Authors 東海, 明宏, 伊藤, 理彩, 中久保, 豊彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 国際環境研究協会 2023
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1342-226X
2758-3783
DOI10.57466/chikyukankyo.28.2_139

Cover

More Information
Summary:災害・事故が増加傾向にあるなかで,災害・事故に伴う,化学物質排出事象への備えや可能な対策オプションの準備が求められてきた。本稿では,災害・事故時を対象として,化学物質の非定常排出事象をリスク論に基づき対策オプション評価のプロトタイプを整備するとともに,想定した事象に適用し,参考事例として知見を整備した。プロトタイプモデルの軸としては,指標性を念頭においた,シナリオの構築,段階的リスク評価と費用対効果推計からなる。土壌圏,水圏,多媒体圏をとりあげた事例解析を紹介し,事前対策について考察した。
ISSN:1342-226X
2758-3783
DOI:10.57466/chikyukankyo.28.2_139