基本チェックリストにおける質問項目間のつながりからみた通所型サービスC利用者の特徴

【目的】通所型サービスC(以下,サービス)利用者の生活機能を基本チェックリストの質問項目のつながりから検討すること。【方法】2019年度~2021年度にサービスを利用した70歳代と80歳代の307名を対象とした。対象者の基本チェックリストの回答データに対してネットワーク解析を行った。年代別にコロナ禍前後の2019年度と2020-21年度に分けて解析した。【結果】70歳代は2019年度が外出頻度,2020-21年度はむせと疲労感,80歳代はいずれの年度も疲労感の質問の媒介中心性の値が最も大きかった。80歳代はいずれの年度も運動機能の質問No.8が別の質問を経て疲労感の質問とつながっていた。202...

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Published in日本予防理学療法学会雑誌 Vol. 4; no. 1; pp. 19 - 26
Main Authors 小堺, 武士, 木村, 創史, 古矢, 泰子, 備前, 宏紀, 山崎, 俊明, 横川, 正美, 木村, 大介, 丸居, 夕利佳, 米田, 貢, 多田, 宗生
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本予防理学療法学会 30.09.2024
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ISSN2436-9950
DOI10.57304/jptp.JPTP-D-24-00005

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Summary:【目的】通所型サービスC(以下,サービス)利用者の生活機能を基本チェックリストの質問項目のつながりから検討すること。【方法】2019年度~2021年度にサービスを利用した70歳代と80歳代の307名を対象とした。対象者の基本チェックリストの回答データに対してネットワーク解析を行った。年代別にコロナ禍前後の2019年度と2020-21年度に分けて解析した。【結果】70歳代は2019年度が外出頻度,2020-21年度はむせと疲労感,80歳代はいずれの年度も疲労感の質問の媒介中心性の値が最も大きかった。80歳代はいずれの年度も運動機能の質問No.8が別の質問を経て疲労感の質問とつながっていた。2020-21年度は両年代とも手段的日常生活動作と閉じこもりの質問(No.1,3,4,16)が同じコミュニティとして検出された。【結論】年代,コロナ禍前後におけるサービス利用者の生活機能の特徴が確認された。
ISSN:2436-9950
DOI:10.57304/jptp.JPTP-D-24-00005