ソフトウェア信頼性評価への複雑性尺度およびテスト環境データの適用

達成されたテスト網羅度や実行されたテスト項目数など,実際のソフトウェア開発におけるテスト工程 では,テスト環境を特徴付ける数多くの要因が存在し,これらはソフトウェア故障発生現象やフォールト 発見事象に影響を与えることが考えられる.本研究では,ソフトウェア複雑性メトリクスの1つであるプ ログラム規模を考慮した二項ソフトウェア信頼性モデルの構築枠組みにおいて,回帰構造を導入しながら, テスト環境を考慮した新たなモデルを構築する.最後に,実際のソフトウェア開発で観測されたデータを 用い,構築したモデルに基づいたソフトウェア信頼性解析例を示す....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本信頼性学会誌 信頼性 Vol. 38; no. 6; pp. 372 - 377
Main Authors 山田, 茂, 井上, 真二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本信頼性学会 2016
Online AccessGet full text
ISSN0919-2697
2424-2543
DOI10.11348/reajshinrai.38.6_372

Cover

More Information
Summary:達成されたテスト網羅度や実行されたテスト項目数など,実際のソフトウェア開発におけるテスト工程 では,テスト環境を特徴付ける数多くの要因が存在し,これらはソフトウェア故障発生現象やフォールト 発見事象に影響を与えることが考えられる.本研究では,ソフトウェア複雑性メトリクスの1つであるプ ログラム規模を考慮した二項ソフトウェア信頼性モデルの構築枠組みにおいて,回帰構造を導入しながら, テスト環境を考慮した新たなモデルを構築する.最後に,実際のソフトウェア開発で観測されたデータを 用い,構築したモデルに基づいたソフトウェア信頼性解析例を示す.
ISSN:0919-2697
2424-2543
DOI:10.11348/reajshinrai.38.6_372